経営・IR

2022年度新入社員への髙島社長メッセージ

新入社員のみなさん、入社おめでとうございます。
49人の仲間を東洋インキグループに迎えることができたことを本当に嬉しく思います。

さて、皆さんのこの2年間は「大変だった」という言葉では言い表せないほどの過酷な期間だったと思います。なかなか学校に行けず、授業を受けられてもオンライン。クラブ活動は制限され、仲間たちと合宿や旅行するどころか会うことすらままならない。心の中は不安や焦り、そして怒り、やりきれなさ、無気力感などが渦巻くような、何ともいたたまれない毎日を過ごされたのではないでしょうか。
つらかったでしょう、つまらなかったでしょう、頭にきたでしょう。
思い描いていた学生生活を送ることはできなかったかもしれませんが、過去を思い悩むのではなく、これからの未来を見据えてほしいと願っています。

2022年4月1日。新たな生活が始まる今日から皆さんのマインドをリセットしてみませんか?この2年間に蓄積された不安、焦り、怒り、やりきれなさ、そして無気力感をエネルギーに変えて、それらを思い切り外に向かって解き放してほしいのです。そうは言われても、仕事のことは初心者マーク。何に対してどうやってこのエネルギーをぶつけたらいいかわからない、というのが正直なところかもしれません。その時は遠慮せず上司や先輩、周りにいる人たちに聞き、質問してください。たとえうるさいと言われても気にしないでください。そして、できるだけ早く自分でこうしてみたいと発信し、行動してほしいと思っています。聞くこと、発信すること、行動することが、皆さんの中にこれまで溜まりに溜まったエネルギーの発露になることを期待します。東洋インキグループは皆さんのような若い人たちが生意気なことを言ったり、いわゆる早まった行動を取ったりすることに寛容な会社です。むしろ先輩社員たちに、そうした積極的な姿を見せつけて慌てさせてください。

私はよく入社式のお祝いの言葉、そしてアドバイスの一つとして「実践家を貫け」と言います。決して評論家になるなと。最初は失敗もするでしょう。今は成功より失敗を重ねることが皆さんの仕事です。失敗からの方が学ぶことが多いものです。東洋インキグループは125年以上の歴史をもつ、まさにサステナブルな企業です。一方で環境変化は激しさと速度を増しており、従来と同じでは生き残ることさえ厳しい状況となっています。Change or Die。変革できなければ死あるのみ。私自身はそういう覚悟でいます。そのため、新たな事業創造に向けて挑戦する風土を醸成してきたいと考えています。だから遠慮は無用です。決して恐れず、怯まず、ためらうことなく溜まったエネルギーを思い切りぶつけてください。

結びの言葉として、私自身が好きな言葉をお祝いのメッセージとして送ります。
”The best is yet to come.”「最良のことは未来に来たれり」
つらかったでしょう、頭にきたでしょう、やり残したこともあったでしょう。
しかし、この先皆さんの人生には素晴らしいことが待っています。
東洋インキグループはその舞台となれるグローバルカンパニーです。

皆さんがこれまでの学生生活で過ごした友人たちとの時間、勉学や課外活動、アルバイトなどで得た経験は、皆さんの人生にとってのかけがえのない財産になっていると思います。しかし、もっと素晴らしいことがこの先に待っています。

皆さんの入社を心より歓迎します。

    

東洋インキ SC ホールディングス株式会社
代表取締役社長
代表取締役社長髙島悟

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