製品・ソリューション

フィルムラミネート用水性フレキソインキ アクワリオナ®シリーズ

高性能汎用水性ラミネート用フレキソインキです。 汎用軟包装に対応し、低残留溶剤、高濃度、高い印刷効果を目指したインキ設計をしています。硬化剤の併用により、水性インキでありながらレトルト適性を発現します。

アクワリオナ®シリーズの特長

  • インキ工業会のNL規制及び370 号試験に適合しています。
  • 大気汚染防止法におけるVOC回収装置の設置が不要です。
  • ノンボイル用途からボイル・レトルト用途まで幅広く対応可能です。
  • OPP、PET に対し、安定したラミネート適性を有します。
  • 高濃度に設計されているため、ボリューム感のある印刷物が得られます。
アクワリオナ®シリーズのラミネート適用範囲
用途 ラミネート方式 PET OPP
ノンボイル 押出し(EL) イソシア系AC
ノンソル(ドライ)
ドライ
ボイル ノンソル(ドライ)
ドライ
レトルト(120℃) ノンソル(ドライ)
ドライ

ラインナップ

標準プロセスカラー:F23 黄、F121 紅、R39 藍、R92 墨
特色、濃度調整カラー:R235 黄、R262 黄、R515 朱、R79 草、Z821 紫、R メジウム

  • 用途別の品名記号 … ボイル、レトルト用途には、各色相番号の前に以下の記号がついたグレードをご使用ください。
    Fグレード:ボイル用途(F23 黄、F121 紅)
    Z・Rグレード:レトルト用途(Z821 紫、R39 藍、R92 墨 など)

使用方法

希釈剤

基本は水希釈ですが、印刷条件によってアルコール/水混合溶液での希釈も可能です。

  • 腐敗防止のため、地下水のご使用はお控えください。
  • 印刷機の内部(配管、チャンバー等)に残存する水の混入によりインキ粘度が低下する場合がありますので、インキの希釈は循環後に行ってください。

添加剤

乾燥調整用溶剤

添加剤 870(引火点:109℃、第4類第三石油類)
推奨添加量:1~10%
乾燥調整用の遅乾溶剤です。印刷時、版面でインキの乾燥が見られる場合等にご使用ください。

  • 印刷速度、印刷デザイン、印刷機の乾燥能力により推奨添加量が異なります。過剰添加は乾燥不良による各種印刷トラブルにつながりますので、ご注意ください。

点滴溶剤

白インキ用:TW070AQ 白 点滴溶剤(引火点:30℃、指定可燃物 可燃性液体類)
色インキ用:TW070AQ 色 点滴溶剤(引火点:32℃、指定可燃物 可燃性液体類)
推奨添加量:1時間あたり1~3%(対生インキ)
インキの粘度調整に使用します。長時間印刷時のアルコール成分量の減少を抑制し、インキ状態を安定させる効果があります。

消泡剤

AQ 消泡剤 814(引火点:100℃以上、第4類第三石油類)
推奨添加量:0.01%(対生インキ)

  • 消泡効果が不十分または持続しない場合、更に推奨量を添加してください。

上記情報以外の使用方法につきましても、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ

東洋インキ株式会社 マーケティング本部 

東洋インキ株式会社