アルミ部品にさまざまな機能性を付与|電着塗装向け塗料
アルマイトや一般塗装と比較しても、絶縁性、加工追従性、耐久性といった機能が求められるアルミ用途においては、明確な優位性を有しており、機能部品向けの表面処理をお考えの方におすすめの製品です。
アルミ材に対する高い金属密着性
トーヨーケムの電着塗料は、高分子量かつ機能化された樹脂設計により、アルミ基材に対して安定した金属密着性を示します。冷熱衝撃や環境負荷試験後においても剥離が生じにくく、アルミ材への電着塗装において高い信頼性を確保できます。


試験条件
測定試料:A1050塗装パネル(平板)、試験温度:低温側-40℃ 高温側180℃ 、さらし時間:高温/低温各15分、サイクル数:500回、物性評価項目:塗膜外観(目視)、クロスカット密着性(JIS K 5600-5-6)、絶縁破壊電圧(直流電圧)、空気下25℃50%RH
高膜厚設計による安定した絶縁性能
本製品は、電着塗装特有の均一な膜厚形成性を活かし、膜厚設計によって絶縁性能をコントロールできます。アルミ基材においても、膜厚の増加に応じて絶縁破壊電圧が安定して向上するため、要求電圧から逆算した設計が可能です。絶縁信頼性が求められる用途に適した塗料です。


試験条件
測定試料: A1050塗装パネル(平板)
印加電圧: DC(直流)
試験環境: 空気下 25℃ 50%RH
昇圧速度: 0.1kV/sec.
最大電圧: 10kV
塗装後加工に耐える加工追従性
一般に電着塗膜は硬く、塗装後加工において割れやすい傾向がありますが、本製品は高い加工追従性を有しています。塗装後の曲げ加工やプレス加工においても塗膜割れや通電が発生しにくく、塗装後加工を前提とした工程設計が可能です。工程自由度の向上や不良低減に寄与します。
白アルマイトと同等以上の耐食・耐薬品性
本製品は、アルミ基材に対して優れた耐食性、耐薬品性、耐水性を発揮します。酸や湿熱、水環境下においても塗膜劣化が起きにくく、高い耐久性を有しています。機能性を重視する用途において、アルマイト代替として有効な選択肢となります。
試験条件
塗装基材: A1050 純アルミ材 (0.3mm厚平板)、測定試料:塗装パネルにクロスカット処理、サイクル数:125回(約1000時間)、参照規格:JASO M609 / M610
①塩水噴霧(35℃,5%NaCl)×2時間→② 乾燥(60℃,30%RH)×4時間→③湿潤(50℃,95%RH)×2時間 を所定回数くり返し
アルミ向け電着塗料に関する「よくある質問」
主に カチオン電着とアニオン電着の2種類があります。当社の塗料はアニオン電着に対応するものとなります。
機能設計の自由度が高い点です。電着塗装では、膜厚を均一に制御できるため、絶縁性・耐食性・加工追従性を付与できます。特に、塗装後加工が可能な点や、耐薬品・耐水性ではアルマイトを上回るケースがあります。
多くの場合で対応可能ですが、事前評価が必要です。合金成分(Mg、Siなど)によって表面状態や電着性が異なるため、実材での事前テストを推奨します。
電装・電子部品、アルミ筐体・フレーム、アルマイト代替を検討している機能部品などといった絶縁性・耐久性・加工性が求められるアルミ部品に適しています。
評価用サンプル塗料のご提供や少量のテストピースへの塗装実施はご相談を承っております。まずは弊社担当者までお問い合わせください。
製品概要
トーヨーケムのアニオン電着塗料は、独自のポリマー設計技術を基盤とした水性エポキシ系電着塗料ですアルミやスチールなど各種金属に対し、高い密着性と優れた耐食性・加工追従性・絶縁性を付与できることが特長で、複雑形状や異種金属にも均一な膜厚を形成可能です。従来の食品・工業容器向けコーティング技術を応用し、モビリティ・エレクトロニクス・住空間など新たな分野にも展開可能な高機能塗料です。
| 塗料タイプ |
水性(エマルジョン型) |
当社電着塗料の構造図 |
|---|---|---|
| 主剤樹脂 | エポキシ樹脂/アクリル樹脂 | |
| 塗装方式 | アニオン電着塗装 | |
| 標準焼き付け条件 |
200℃ - 10分 ※厚み・形状により要調整 |
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| 特徴 |
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資料DL・お問い合わせ
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トーヨーケム株式会社 包装・工業材営業本部 営業1部
TEL:03-3272-0856
