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高い耐久性を付与 - 電着塗装向け塗料の特徴

電着塗料による塗装品の例 棒状部品
電着塗料による塗装品の例
電着塗装は、他工法では難しい高い耐久性を安定して付与できる点で優れています。電場を利用して形成される緻密で均質な塗膜は、ピンホールや空隙が少なく、温度変化や外力による劣化を受けにくい構造を持ちます。
トーヨーケムの電着塗料は、高温から低温へと急激に変化する冷熱衝撃環境でもクラックや剥離が発生しにくく、長期にわたり性能を維持できることが大きな特長です。

耐久性に関する試験データ(他工法との比較)

下図は、アルミ基材に施工した電着塗料の耐久性を評価するために、−40℃と180℃を繰り返す冷熱衝撃試験を実施した結果です。白アルマイトではクラック発生や絶縁性の大幅低下が確認されましたが、電着塗膜(10・20µm)は外観変化がなく、密着性も分類0を維持しました。さらに絶縁破壊電圧も試験前後でほぼ変化せず、高温・低温の急激な温度変化に対して優れた耐久性を示しています。

冷熱衝撃試験の結果の表
冷熱衝撃試験の結果のグラフ

試験条件
測定試料:A1050塗装パネル(平板)、試験温度:低温側-40℃ 高温側180℃ 、さらし時間:高温/低温各15分、サイクル数:500回、物性評価項目:塗膜外観(目視)、クロスカット密着性(JIS K 5600-5-6)、絶縁破壊電圧(直流電圧)、空気下25℃50%RH

電着塗装が他工法よりも高い耐久性を確保できる理由

電着塗装が他工法より高い耐久性を確保できるのは、電場によって形成される塗膜が非常に緻密で空隙やピンホールが少ないためです。さらに、電気化学的反応によって基材と強固に結合するため、温度変化や衝撃による剥離が起こりにくく、膜下腐食の進行も抑えられます。
加えて、自己制御性により複雑形状でも均一な膜厚を確保できるため、弱点部が生じにくく、熱衝撃や長期使用環境でも安定した性能を維持できます。

電着塗料の耐久性に関する「よくある質問」

主に カチオン電着とアニオン電着の2種類があります。当社の塗料はアニオン電着に対応するものとなります。

トーヨーケムの電着塗料が形成する塗膜は密着性が高く、均一膜厚で弱点ができにくい構造のため、熱膨張差による割れや剥離が起こりにくいのが特長です。−40℃〜180℃の冷熱衝撃を繰り返す試験でも性能を維持できます。

粉体塗装は厚膜時に欠陥が生じやすく、アルマイトは熱衝撃でクラックが発生しやすい傾向があります。一方、トーヨーケムの電着塗料は緻密・均一な塗膜と高い密着性により、衝撃や温度変化に対して安定した耐久性を発揮します。

電着特有の自己制御性により、凹凸・エッジ部でも均一膜厚を確保できるため、膜の弱点が生じにくく、複雑形状でも高い耐久性を維持します。
詳細は「均一膜厚を実現|電着塗装向け塗料」ページでも解説していますので、ご参照ください。

樹脂設計や硬化剤選定、膜厚調整などによって耐熱性・絶縁性・機械強度を強化した高耐久グレードをご提案できます。

評価用サンプル塗料のご提供や少量のテストピースへの塗装実施はご相談を承っております。まずは弊社担当者までお問い合わせください。

製品概要

トーヨーケムの電着塗料は、電場を利用して樹脂を均一かつ高密度に析出させることで、複雑形状でも安定した成膜が可能な水系塗料です。
高い絶縁性・耐熱性・耐食性・耐久性を兼ね備えており、金属基材との強固な密着性によって長期信頼性を求められる電装部品・モーター部品・産業機器など幅広い用途でご使用いただけます。

塗料タイプ

水性(エマルジョン型)

当社電着塗料の構造図

当社電着塗料の構造図

主剤樹脂 エポキシ樹脂/アクリル樹脂
塗装方式 アニオン電着塗装
標準焼き付け条件

200℃ - 10分

※厚み・形状により要調整

特徴
  • 金属密着性
  • 加工追従性
  • 耐食性
  • 絶縁性

製品の特徴

本製品は、電場によって樹脂を均一かつ高密度に析出させることで、ピンホールや空隙の少ない緻密な塗膜を形成します。基材との密着性が非常に高く、温度変化や外力による剥離が起こりにくい点が特長です。
また、複雑形状でも均一膜厚を確保できるため、膜厚ムラによる耐久低下を防ぎ、冷熱衝撃など過酷な環境下でも長期にわたり安定した性能を発揮します。

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他製品との違い

溶剤塗装や粉体塗装は厚膜化時に欠陥が生じやすく、熱衝撃や振動で剥離が発生しやすい傾向があります。アルマイトは硬質ながら温度変化に弱く、クラックが発生しやすい場合があります。
これに対しトーヨーケムの電着塗料は、高密度塗膜と優れた密着性により、厚膜でも欠陥が少なく、冷熱衝撃でもクラックや剥離が起きません。複雑形状でも耐久性が安定する点が大きな違いです。

対応素材

トーヨーケムの電着塗料は、SUS・アルミ・銅をはじめとした各種金属素材に対応しています。金属の種類や表面処理によって適不適が分かれるため、ご心配な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。
(※電着塗装は被塗物に通電することで塗膜を形成する技術であるため、電気を通さない素材には塗装ができません)

アルミ素材に対する塗装については、以下のページから詳細をご覧ください。

アルミへの機能付与に関する詳細はこちら

資料DL・お問い合わせ

電着塗料に関する詳細資料をご用意しております。以下の資料ダウンロードフォームよりぜひご覧ください。

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トーヨーケム株式会社 包装・工業材営業本部 営業1部

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